浜松駅から西へ向かう電車に乗り、たった3駅、弁天島駅で下車。
よく食べる女の子と、おしるこが好きそうな女の子のホームタウン。
なんだおまえ、結局やってることは「ゆるキャン△」の聖地巡礼じゃあねぇか。
冬の短い日差しは傾きかけて。
勿論弁天島に沈む夕日が見たかったんだけど、その前に少し弁天島の町を散歩したくて。
冬の澄んだ空気の中で、何故か聞きたくなったのはこの曲。
ペドロ&カプリシャス「別れの朝」。
朝でもない、さめた紅茶も手元にないのに。
10分程度あるいて渚橋へ。
よく食べる女の子とおしるこが好きそうな女の子が自転車で立ち止まったところに。
ここにつくと無性にこの曲が聴きたくなって。
しょこたん…もとい、鈴木祥子の初期の名作「ステイションワゴン」。
(あ、当方鈴木祥子のファンではありますが、初期のEPICソニー時代のポップ路線よりワーナー時代以降のロック路線→女の情念路線の方が基本すきです。「25歳の女は」とか「すいか(I tumed 17 today)」とか、岡村靖幸のカバーの「イケナイコトカイ」なんか、ホントぐいぐい掴んで離さない。)
何故この曲をここで聞きたくなったのかはほんとにわからない。
でも何故かこの風景にはこの曲しかない、と本能的におもったのも確かで。すべてをなくしてもないのに。
私をかわいそうと おもわないでね。
さてそろそろ日も暮れるので引き返しましょう。
海に沈む夕陽を見に。
人、結構多い。
ちょっと雲がかかっていて丸い夕陽にはならないものの、それでもなかなかの夕陽。
勿論この場所で聞くのは、この曲しかないでしょう、ということで、
またぞろKIRINJIの「silner girl」。海へ、海へ。そう、いまから。
そうささやく堀込高樹の声と、沈む夕陽に、いいものをみた、という確かな悦びを刻み。
浜名湖佐久米駅のゆりかもめもそうだけど、この夕陽もわざわざ足を運ぶ価値のあるもの。
多分一生脳裏に刻まれる、堀込高樹の声とともに。
それにしても。
ひとやまあてるとでかいな、おい!
大体ここに来ていないキャラまで載せてるし(まぁ来た+すんでる+すんでた人がまえになってるけど)
あ、ドラマ版はOPの撮影でメインキャラ全員来たんだよなぁ、それでも。
それにしてもこのアニメは知らん、アニメオタクじゃないので…
さてもう日も暮れるので、帰りましょう。
西へ、西へ。
途中豊橋で途中下車したり
わざわざ余計な金を払って名鉄にのってみたり
25歳の志摩リンが住まう切ない町で
お茶をしばいたり
(イタトマむかしは広島にあったのに、もうないのよ)
そのまま大阪に出、大阪発の夜行バスで広島に帰ってきましたとさ。おしまい。
あ、次浜松に来たときはちゃんとうなぎと餃子を食べないとねぃ。
あと、中田島砂丘に足を踏み入れてみたく。
中田島砂丘、この作品の「聖地」だし。
お し ま い じ ゃ な い よ ー
(あ、浜松旅行記はおしまいですよ)