お正月。
平素は微妙に仕事に追われる自分も、さすがに年末年始は休め!となる。
未だ続くCOVID-19のことを考えると、狭い実家に父母・弟夫婦と甥っ子・末弟・自分・叔母・従妹あたりが一同に集まるのはちとやばいので、三年連続で正月休みは帰省しないことに。かといって狭い寓居にいるのも息が詰まる。
じゃあどうするか。
出かけよう。
ということで元旦の朝9時50分、広島から東へ向かう電車へ。
新幹線じゃないんかい。
とりあえず行き先は出た段階では全く決めていない。1月3日のうちに広島に帰られるように、それだけ。
三原で乗り継ぎ、海を眺め。
岡山から津山経由しよっか?それとも上郡から鳥取に上がるか?
そんなことをかんがえてるうちに岡山も通り過ぎ、姫路までずるずる。
姫路から和田山に抜ける?それとも加古川から丹波方面に抜ける?
や、姫路まで来たら2023年の初風呂に入ろう。それなら、やっぱりあそこだな。
ということで新快速に乗り、須磨の海を眺めぼんやり。
三宮から快速に乗り換え、六甲道で下車。神戸に来ると必ず立ち寄るここへ。
そう、灘温泉。
ただの銭湯の面をして劇的によいお湯を吐き出す至高の存在。
2023年の湯始めをこの至高の場所でシュポーンすることで、今年もなんとかいい一年でありますように、との思いを込めて。
で、六甲道までの道すがらにきょうの到着目標も決めておいた。
浜松。
冬の浜名湖が観たい。ただそれだけの理由で、鈍行で浜松。
我ながらバカじゃないかと思う。
大阪も京都も湖国も通り抜け、大垣も抜けて。
名古屋にほんのかすかに足を踏み入れ。
浜松に到着。
今日中に行こうと思えば沼津まで行けると時刻表には書いてあるけど、さすがにそこまでは。浜松のホテルも確保してしまったし。
ということで浜松の繁華街の、あたらしめのビジネスホテルのベッドにくるまる。
なお明日も、どこをどうまわるかはなにひとつ、決めていない模様。(つづく)