ほら、放っておいたらもう3月じゃない。
ということで1月2日、浜名湖佐久米駅から先のお話を。
実はここから先はどこでなにをするか全く考えておらず、夜の11時までに大阪に着ければ良い、そのためにはまぁ名古屋を19時半くらいに出れば十分間に合うし、場合によっては新幹線だのそういうものを飛び道具として用いてもいいよね、って考えており。
まぁとりあえず初詣はしときましょうか、みたいな感じで手当たり次第眺めて。
小國神社はかなり駅から離れてるし、磐田の見付天神も微妙な距離あるし、静岡まで足伸ばして静岡浅間神社とかその辺も考えたものの…
「浜松八幡宮」という神社があり、しかも遠鉄八幡駅から歩いてすぐ。これはおあつらえ向きね、ということで、またぞろ天竜川を渡って遠鉄線に引き返し。
浜松八幡宮、10世紀頃からこの地にあるというなかなか古い記録の残っている神社で、徳川家康が浜松に居城を移した際、ここを鬼門封じとしたという謂れもあるという。
街中にある神社は地元の人には慕われているけど、観光客がわざわざ初詣に行くようなところではないので、人いきれもしないだろうということもあり。
実際あまり混雑はしてなくて。かといって誰も居ないなんてこともなく、地元の方が結構お参りに来ていて、それなりに並ぶ。
とりあえず、一年が平穏無事であるよう祈りながら。
さてここからどうしよう。そろそろお腹も空いてきたし、駅に戻る?と考えてたら近くに「元城町東照宮」があるとのことで。
東照宮…
そういえば野党第一党の党首がTwitterで乃木神社にお参りした言うたらなぜかぶったたかれて(乃木神社にお参りする程度で軍国主義だのほんま了見狭すぎだわ)、それなら東照宮にお参りしたら「徳川幕府の復活」を政治目標に掲げたことになるのかいな、みたいな悪態もついてみても面白いかもな。
なんておもいつつちょっと歩いてみることに。
途中、広島には存在しない(実家の近くには普通に存在する)ミニストップに立ち寄って、甘い物をほうばりつつ。
元城町東照宮はもともと「引間城」という城郭が有、かつては今川氏が、そして後には徳川家康がこの城を攻め落とし、家康はこの引間城をベースに今日の浜松城を築いたとの謂れのある場所に明治期に創建された東照宮。
神社自体は小さなものだけど、ちょっと小高い丘になっており雰囲気は結構、ある。
豊臣秀吉も訪れたとやらで、二人の天下人の銅像なんかもありまして、初詣の参拝者がポーズを取ってたりなんかしたり。
で、社自体は古いんだけど鳥居の【東照宮】だけは新しいね、なんて思いながら眺めてると
「徳川家広 筆」
つい最近(訪問日の前日!)徳川宗家を継承した、北海道で知事になろうとしたり静岡で選挙に出て某政党と某政党のもめる原因のひとつをつくった作家のおじさんじゃあねぇか。そりゃああたらしいわ。
そろそろ14時を過ぎ、冬の短い日差しを考えると外を回れる時間はあと少しかな、じゃああそこに行こう、ということで浜松駅まで戻って、初売りとやらでごった返す遠鉄百貨店で買い物をし、遅い昼食を買って食べ、16時前に浜松駅を離れることに。
そういえば浜松に来ると何かしら民族音楽とか聞いてるよな気がする。
(静岡を中心に活躍するペルー音楽のグループ「iLLAY」のみなさま)
(つづく)