先日の日記で「広島は温泉に恵まれないところ」と10年近く住む第二の故郷をdisりながらGW中に隣県の温泉までわざわざ出向いた話をしましたが、ひとつきも経つと
「温泉に入りたい」
欲求がまたぞろ頭をもたげてきまして。
そんな6月の頭のとある日、昼休み中に某いけ好かないインターネットモール系の旅行サイト見てると、もはや消滅したのではないか、とおぼしき「県民割」がとある県のお宿においては復活しているのを発見しまして。どうやら飛行機の航空代金と組み合わせれば諭吉さん2枚以下で往復の航空券と現地の宿1泊確保できてクーポンも帰ってくる。
温泉。温泉。温泉。
今行かなくていつに行く。
そういえば6月中旬は若干仕事が落ち着いていたな、とスケジュールを確認したら中旬頃は数日休んでも仕事に余裕があるって塩梅で、気づいたらポチッとな(音声指定:ブツクサ・ボヤッキー)しておりました。
温泉。温泉。温泉。
こんな時期にはぬるいお湯につかってふやけたい。サウナと水風呂でととのうなんて時代遅れ。ナウなヤングはぬる湯だろ。ってことで。
そうだ、梨っ子県、行こう。
去年出かけてあまりのクオリティの高さにうなってしまった、山梨のぬる湯に浸りに。
ということで6月15~17の3日間、広島→羽田の往復航空券を重ねて、山梨温泉ツアーと相成りました。そんな記録。
羽田に到着後、川崎→分倍河原→聖蹟桜ヶ丘→高尾→上野原と謎のルートをたどって石和温泉へ。宿にチェックインして、一風呂浴びて。でもここはちょいとあとまわし。
甲府駅に出、レンタカー会社の方に送迎いただき、甲府バイパス沿いのレンタカー会社の営業所で2日間の相棒、ダイハツ・タフトをお借りして、夕暮れの混雑の中をまずはこちらへ
。
常時洗い場に大量のお湯がオーバーフローしているという壮絶ぶりで、いやがうえにも期待が高まるというもの。ゆるめ湯槽とあつめ湯槽のふたつで、微かな鉄のにおいのする泉質も甲府盆地らしく優しい肌ざわり。
1泉めからこれ、さすが甲府盆地。レベル高い。
ちょっと駆け足で入浴して、フロントのおかあさんに「もっとゆっくり入ればいいのに…」と言われつつも、2泉めへ。
2.みはらしの丘 みたまの湯(市川三郷町)
ひげそりなんかを途中で買い込みつつ、夕餉時の甲府盆地を南へ。甲府盆地がつきる高台にあるこちらへ
いかにもな公共施設の温泉。
いかにもな観光客と地元民の両方ウケをねらったごくありきたりっぽい温浴施設。
山梨で鉄骨ハウスやホテル経営してぶいぶい言わせてる内藤グループ(ここが経営する甲府駅前の「城のホテル 甲府」はいいぞ)が指定管理者、っていうありがちな公営温泉。
景色の評判は良いので甲府盆地の夕暮れから夜景を眺めるつもりで、循環・消毒ありなので泉質は期待せずに来たのですが…なんのなんの。
むしろこの手の大型の公営温泉施設ではお湯の使い方がかなりよいほう。十分お湯を楽しめる。
遮る物がなしに甲府盆地や南アルプスを一望できる贅沢なつくりの露天風呂は甲府盆地らしい茶褐色のモール泉で、湯量も豊富、温度もぬるめでちょうどいい。
なによりここから見える景色はまさに絶景で、露天風呂の贅沢なつくりといい、この施設をおっ立てた奴は天才じゃねぇかと思う。
玄関では大垣千明がお出迎えしてくれたり
フロントの日没の表記が志摩リンだったり
グッズも大量に売っていたりで結構ゆるキャン△ゆるキャン△してる*1のですが、
それより気になったのが海老蔵の市川團十郎白猿襲名をお祝いしてたこと。
頭の中に「ちょっと歌舞伎をしていない男」 *2だの
「のんびり木曜 しとります❤️」(ついでにNARUTOとコラボした?ドラえもんの画像(違法なやつ))*3
など、当代團十郎の名言?をアレンジした言葉浮かんで離れない。
たぶんこの施設を思い出すたびに当代團十郎白猿こと海老蔵と、彼の亡くなった妻と、その妻の姉の顔と、ついでにへのへのもへじを描く劇団ひとりとABZと書かれたボタンを指さす荒川静香*4あたりが、夜景やモール泉以上に浮かんでくるのかしらね、それは大袈裟や。
さてこの調子だといつまで係るかわかりませんが、今回はここまで。期待しないで待て。